【🎨 心地よい配色の法則とは?】配色の基礎と応用テクニックを公開!
- 札幌デジタル絵画
- 4月24日
- 読了時間: 7分
デジタルイラストを描いていて、 「なんだかバランスが悪い…」 「色の使い方が難しい…」 と悩んだことはありませんか?
実は、絵を“魅力的”に見せる上で 配色のルールは非常に大きな要素を占めています。
今回は、これからProcreateやCLIP STUDIOを始める方、 デジタルイラストで「もっと伝わる絵を描きたい!」と思っている方へ、
- 初心者でも理解しやすく - 実際にすぐ使える
そんな配色の基礎と応用テクニックをまとめました。
目次
🌈 1. トーンをそろえることで“統一感”を生む
💡トーンをそろえるとこうなる:
🎯 2. 配色の黄金比「70:25:5」とは?
🎨 基本の3色構成とその役割
🧠 どうして「70:25:5」が効くの?
🔍 実例で見てみよう!
💡 ワンポイントアドバイス
🎨 あなたの絵にも応用しよう!
👁️ 3. 類似色 vs 補色:色相環の使い方
✅ 類似色(安心・調和)
✅ 補色(対比・インパクト)
📘 4. 色の“心理効果”を活かす
✏️ 5. 配色に迷ったときの“3つのヒント”
① 好きなイラストや写真の色を真似る(カラーピック)
② Adobe ColorやCoolorsなどの配色サイトを使う
③ モノクロで確認する
🧠 心地よい配色は“脳が喜ぶバランス”
✅ 最後に
🌈 1. トーンをそろえることで“統一感”を生む
まず最初に覚えておきたいのが「トーン(明度・彩度)」の考え方です。
たとえば、同じ赤でも……
鮮やかな赤(高彩度)
くすんだ赤(低彩度)
明るい赤(高明度)
暗い赤(低明度)
印象はまったく異なります。
💡トーンをそろえるとこうなる:
パステルカラーで統一 → 優しくかわいい印象
ダークカラーで統一 → 落ち着いた・大人っぽい印象
ビビッドカラーで統一 → エネルギッシュ・元気な印象
配色に迷ったら、まずは「似た明るさ・鮮やかさ」の色でまとめてみましょう。
✅「カラートーンチャート」などで色を比較してみると分かりやすいですよ!
🎯 2. 配色の黄金比「70:25:5」とは?
「色は好きに選んでるけど、全体がゴチャついて見える…」
「塗っているうちに、何が主役か分からなくなった…」
そんな配色迷子さんにこそ知ってほしいのが、「70:25:5の法則」です。
これはプロのデザイナーやイラストレーターも活用している配色の黄金バランスで、色の役割と分量を明確に決めるだけで、ぐっと作品にまとまりが出るテクニックです。
🎨 基本の3色構成とその役割
ベースカラー 70% 背景や空間全体を占める色。視覚的な土台。白、グレー、アイボリー、淡い水色、ベージュなど
メインカラー 25% キャラクターや洋服など主役を構成する色。赤、青、緑、紫、黒などしっかり目立つ色
アクセントカラー 5% ワンポイントや目を引かせたい部分に使う色。黄、ピンク、オレンジ、水色などビビッドカラー
🧠 どうして「70:25:5」が効くの?
色の“量”には視覚的なパワーがあります。バランスよく使わないと、以下のような問題が起こります。
✅ たくさんの色を均等に使う → 情報過多になり、ゴチャついた印象に…
✅ アクセントカラーが多すぎる → チカチカして目が疲れる…
逆に、この「7:2.5:0.5」のバランスで色を使うと…
👀 主役が明確になり、見る人にとってストレスがない
🎯 色の“役割”が分かれ、自然な視線誘導が生まれる
🌈 どんな色でも調和しやすくなり、画面に統一感が出る!
🔍 実例で見てみよう!
✅ 例①:キャラクター中心のイラスト
ベースカラー(70%):白背景 + 淡い影(グレー)
メインカラー(25%):キャラクターの衣装(ネイビー)
アクセントカラー(5%):瞳とリボンに赤を使用
→ キャラが映えて、背景にうまく馴染んでいます。
✅ 例②:風景系イラスト
ベースカラー(70%):空と地面のブルー&ベージュ
メインカラー(25%):建物の壁(オレンジ系)
アクセントカラー(5%):標識や人の服(赤)
→ 色の配置が整理されて、パッと見ても主役が分かる!
💡 ワンポイントアドバイス
ベースカラーは“主張しすぎない色”を選ぶこと(白・灰・薄色)
アクセントカラーは“彩度の高い色”を使うと効果的
全体に使う色数は5色以内がベター
🎨 あなたの絵にも応用しよう!
下塗り前に3色をざっくり決める
塗りながら分量を調整して“主役が映える構成”に
配色に迷ったらモノクロ化して、どこが目立ってるかチェック!
配色の黄金比「70:25:5」は、どんな画風・どんなモチーフでも通用する“配色の基本ルール”です。
難しい色彩理論を知らなくても、この割合を意識するだけで「見やすくて美しい」イラストに大変身!
🌟 配色に自信がない人ほど、まずはこの黄金比を“体で覚えて”いきましょう!
👁️ 3. 類似色 vs 補色:色相環の使い方
色相環(カラーホイール)を使うことで、 色の「相性」を感覚ではなく理論的に理解できます。
✅ 類似色(安心・調和)
色相環で隣り合う色(例:青〜青緑〜緑)
落ち着いた印象にしたいとき、背景に使うと◎
✅ 補色(対比・インパクト)
色相環で正反対にある色(例:赤 × 緑、青 × オレンジ)
目を引きたい場所、主役を際立たせるときに使うと効果的
🎨 例:青髪キャラにオレンジの小物 → 目線がキャラに集中!
📘 4. 色の“心理効果”を活かす
色には人の感情や印象に働きかける心理的な力があります。
色=心理印象・よく使われるシーン
青=冷静・誠実・知的ビジネス系・理系キャラ
赤=情熱・緊張・元気食べ物・スポーツ・感情表現
黄=明るさ・幸福・注意ポップ・楽しい雰囲気
緑=安心・自然・癒しナチュラル背景・落ち着き
紫=神秘・大人っぽさ・高級感ファンタジー・おしゃれ
黒=重厚感・クール・緊張男性向け・シリアスな場面
白=清潔感・余白・純粋さ女性向け・明るい空間
🎨 キャラクターの「性格」や「世界観」を色で演出することもできます!
✏️ 5. 配色に迷ったときの“3つのヒント”
① 好きなイラストや写真の色を真似る(カラーピック)
→ SNSやPinterestでお気に入りを集めてみましょう!
② Adobe ColorやCoolorsなどの配色サイトを使う
→ ワンタップで調和のとれたパレットが作れます!
③ モノクロで確認する
→ 配色が上手くいっている絵は「明暗バランス」が整っています。 モノクロにしても見やすい絵は、配色もバッチリ!
🧠 心地よい配色は“脳が喜ぶバランス”
人の脳は、安心感とちょっとした刺激のバランスに心地よさを感じます。
トーンで統一感を
色数は絞ってバランスを
心理効果を活かして伝わる絵に
これらを意識するだけで、 「なんか見たくなる」「好きになる」絵が描けるようになります。
✅ 最後に
絵の上達において、「色」は単なる飾りではなく、 感情・ストーリー・世界観を伝える大切な要素です。
「配色って難しい…」と思わず、 まずはひとつでもいいので、今回紹介した法則を意識してみてください。
少しずつ、「色を使いこなせる自分」に出会えるはずです✨
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