🎨 リドリーバル勉強法とアウトプットを活かしたデジタルイラスト上達方法
- 札幌デジタル絵画
- 4月22日
- 読了時間: 7分
〜「描いても上手くならない」から抜け出す科学的メソッド〜
目次
🧠 はじめに:なぜ“描いているのに上達しない”のか?
✨「リドリーバル勉強法(想起学習)」と「アウトプット中心の練習法」✨
🔍 リドリーバル勉強法とは?
例えば…
🎨 なぜイラストにも効果があるのか?
✅ イラストに活かす!リドリーバル実践法
① 1枚描いたら、次の日にもう一度“同じモチーフ”を描く
② 描きながら「これはなぜこの形にしたのか?」を言語化
③ 「見た→描いた→復習する→説明する」この4ステップを毎回意識
💡 アウトプット中心の練習法=上達の加速装置
▶ 主なアウトプットの種類
✍️ 実際の練習メニュー例(1週間)
🧠 脳は「自分で使った情報」ほど強く記憶する
🚀 上達しない時は「描き方」ではなく「学び方」を見直す
🎓 まとめ:上達の方程式
📌 おすすめの実践
💬 最後に
🧠 はじめに:なぜ“描いているのに上達しない”のか?
多くのデジタルイラスト初心者が陥る悩み、それは──「練習しているのに、なかなか絵が上達しない」こと。
実はこの問題、勉強法の選び方に原因があるかもしれません。
上手くなる人が無意識にやっている“ある習慣”が、近年の教育心理学で明らかになっています。
それが──
✨「リドリーバル勉強法(想起学習)」と「アウトプット中心の練習法」✨
🔍 リドリーバル勉強法とは?
リドリーバル勉強法(Retrieval Practice)とは、
“思い出す練習を繰り返すことで記憶を定着させる”学習法のこと。
🧠 リドリーバル勉強法を取り入れている有名大学
✅ ロヨラ大学シカゴ校(Loyola University Chicago)教育心理学部門で、リドリーバル効果に関する研究が盛んです。
教室でのテストを「学習ツール」として使う実践が導入されています。
✅ ワシントン大学セントルイス(Washington University in St. Louis)認知心理学者の Henry L. Roediger III(ローディガー教授) により、リドリーバル勉強法の理論が広く普及。
「テスト効果」の研究を長年リードし、大学の教育メソッドにも活かされています。
✅ ハーバード大学(Harvard University)アクティブラーニング推進の一環で、リドリーバル勉強法を取り入れた「クイズ形式の授業」「自己テスト」「プレゼン復習」などを実施。
「想起ベースの学習戦略」のガイドラインを学生に提供しています。
✅ ミシガン大学(University of Michigan)教育技術部門で、eラーニングと組み合わせたリドリーバル手法を研究。
デジタル学習環境における有効性の実証にも積極的です。
✅ スタンフォード大学(Stanford University)教育研究センターで、記憶の定着とリドリーバルの関係を研究。
STEM分野の授業で「反転授業+クイズ復習」の形式が取り入れられています。
ただ見たり聞いたりするインプットだけではなく、自分の頭で情報を取り出す(=思い出す)行為そのものが記憶を強化するとされています。
例えば…
従来の勉強法=ブラシの種類を眺める
リドリーバル勉強法=自分で「影をつけたいときにどのブラシを選ぶべきか」を思い出す
従来の勉強法=教材を読み返す
リドリーバル勉強法=「昨日学んだ光と影のルールは何だったか?」を自分で答える
従来の勉強法=講座を受けっぱなし
リドリーバル勉強法=講座後、自分の言葉で要点をまとめてみる
など“覚える”より“思い出す”ことで脳が強化される学習法。
🎨 なぜイラストにも効果があるのか?
絵の上達においても、リドリーバルの効果は絶大です。
なぜなら、「絵を描く」という行為自体が──記憶・観察・思考・感覚の統合アウトプットだから。
つまり、「何となく模写する」「お手本を見てなぞる」だけでは足りません。
“自分の頭で”描き方や構図、色選びを考える訓練こそが重要なのです。
✅ イラストに活かす!リドリーバル実践法
① 1枚描いたら、次の日にもう一度“同じモチーフ”を描く
ポイントは、前回描いたものを見ないこと。
記憶から思い出し、再現することで、技術が自分の中に定着します。
② 描きながら「これはなぜこの形にしたのか?」を言語化
影の形、構図のバランス、色の選び方…
「自分の選択」を言葉で説明してみることで、判断力が育ちます。
③ 「見た→描いた→復習する→説明する」この4ステップを毎回意識
人に説明できるレベルまで持っていければ、確実にスキルアップしています。
💡 アウトプット中心の練習法=上達の加速装置
“描くこと”がアウトプットだとすれば、上達には「意識的なアウトプット」を増やすことが鍵になります。
▶ 主なアウトプットの種類
種類=効果
・模写=観察力・バランス感覚
・自作構図=創造力・応用力
・解説つきの投稿(SNSやブログ)=記憶の定着・説得力
・他人に教える(友人・SNS)=理解の深さ・説明力
・テーマ練習(例:光の練習・赤の配色)=ピンポイントの強化
✍️ 実際の練習メニュー例(1週間)
曜日=内容
月=写真模写(静物)+色塗り練習
火=昨日の絵を記憶で再現+解説を添えて投稿
水=オリジナルキャラ1体+光と影の設定あり
木=他人の絵を分析+模写+違いをメモ
金=同じテーマで別のアプローチ(赤系配色の再挑戦)
土=総復習+解説動画を撮ってみる or 日記にまとめる
日=休み or 絵を描かない日(あえて休息・吸収日)
🧠 脳は「自分で使った情報」ほど強く記憶する
人は、ただ“見ただけ・聞いただけ”の情報はすぐに忘れます。
しかし、自分の手と頭を使って「使った情報」は脳に定着します。
つまり、絵の練習も「使った=描いた・説明した・思い出した」情報こそが、あなたの“画力の核”となっていくのです。
🚀 上達しない時は「描き方」ではなく「学び方」を見直す
もし今、成長を感じにくい時期にいるなら──
それは「センス」や「才能」の問題ではありません。
あなたの中にすでにある知識や経験を、どう活用するか(リドリーバル&アウトプット)の問題です。
🎓 まとめ:上達の方程式
インプット(学習)+リドリーバル(想起)+アウトプット(実践)=最強の上達法
描いて終わりではなく、「振り返り」→「再現」→「説明」で学びは完成する
📌 おすすめの実践
描いた後に「なぜこの色にしたか?」「この構図で良かったか?」をメモ
翌日に「何も見ずに再現」してみる
SNSで「解説つきの投稿」をする(他人に伝える力=理解力)
友人や先生に「今日学んだこと」を話してみる
💬 最後に
あなたが描いた1枚のイラストに、自分だけの“学び”を詰め込めるかどうか。
それが、次の1枚の上達に直結します。
描くたびに、思い出し、まとめて、発信する。
この地道な繰り返しこそが、未来のあなたの画力を創る力になります✨
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